2012年8月1日
犬と猫その1.
あたしは自由になりたかった。
あなたは束縛をしたかった。
あたしは愛してほしいときだけ
愛してほしかった。
あなたはいつだってあたしを
愛してくれた。
あたしはあなたに手の内なんか
みせなかった。
あなたはあたしに
すべてをさらけだしてくれた。
あたしはあなたに爪をたてた。
あなたはあたしに牙をむいた。
血を流した。
お互い傷つけあった。
そして泣いた。
ただ泣いた。
あたしはもう元には
戻らないと思った。
あなたはもう一度一緒になることを
願った。
本当にうざったいあなただった。
だけど愛していたんだよ。
あなたのこと
ずっと愛し続けられなくて
ごめんね。
次は犬に生まれ変わるからね。
カテゴリー: ポエム — より 9:06 PM
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